体外受精に失敗して悩んでいる人のための【縁ガーデン】
体外受精に失敗して悩んでいる人のための【縁ガーデン】 » 卵子に課題があるなら…卵子提供という選択肢 » 卵子バンクの選び方

卵子バンク(エッグバンク)は、自分の卵子を将来のために凍結する目的のものと、卵子提供を受けたいというご夫婦のためのものと、主に2つがあります。

このページでは「卵子提供を受けたい」というご夫婦のために卵子バンクごとの違いや選び方をご紹介しています。

「子どもが欲しい」ご夫婦
1,000組の声を聞いてきた
株式会社 メディブリッジ  代表取締役 一柳靜佳
株式会社 メディブリッジ 代表取締役
一柳靜佳

私たちメディブリッジは、卵子提供・代理出産エージェンシーとして、お子様が欲しいと願うご夫婦のたくさんの声を聞いてきました。

エージェンシーである私たちにできることは、多くはありません。

命の選択に関わっているということに敬意を示しながら、
みなさんのお話を聞いて、みなさんの決断をサポートするだけです。

直接的に支援ができる内容は「卵子提供」と「代理出産」ですが、その選択肢を無理におすすめすることはありません。
あくまで“選択肢のひとつ”。

道が見えなくなったときは、ぜひご相談ください。

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目次

卵子バンクによる違い

卵子提供は、日本国内または海外の専門医療施設で行われます。

海外で行うという前提の場合、卵子バンクは「凍結した卵子を扱っているのか」「ドナーから採卵をしてフレッシュの卵子を提供するのか」が大きな違いとなります。

凍結卵子のメリット・デメリット

メリット

まず、凍結卵を取り扱う卵子バンクはすでに卵をいくつもストックしているため、「治療の期間が短くなる」のがメリット。

海外では何個単位で提供するなどクリニックによって決まっているため、数を決めて購入することが可能です。

また、ドナーから採取するケースでは、ドナーの都合によって採卵がキャンセルになることもありますが、そのリスクがないのも特徴。すぐに移植に入れるという利点があります。

デメリット

デメリットとして挙げられるのは、凍結卵子なので受精の確率が低くなるという点です。

また、海外の卵子バンクの場合、ドナーの情報が非常に少ないというケースも見られます。

とくに国籍については明確に記されていないことも多いため、人種にこだわる方には向かないこともあります。

フレッシュ卵子のメリット・デメリット

メリット

ドナーから採取した卵子を、凍結せずに提供するフレッシュ卵子。

卵子は、凍結・融解によって品質に影響を受けやすいため、凍結卵子に比べると受精の成功率が高くなります。

デメリット

ドナーからフレッシュで採卵し、ただちに受精というケースになると、デメリットとして考えられるのは採卵のキャンセル。

アメリカでは、卵子提供のドナーを就労とみなすようになり始めているという背景もあり、ドナーの情報を事前に受けるのが難しいこともあります。

また、海外に行かなくてはならないため、滞在費などの費用も高額になりがちです。

卵子バンクの選び方まとめ

エージェンシーを介さない
契約は難易度が高い

エージェンシーを介さず海外の卵子バンクとやり取りをする場合、言葉の壁が問題になるでしょう。日本語でやり取りできるところはほぼ皆無です。

英語に不安がない場合でも、当然会話の中では医学用語も出てくるため、意思の疎通が難しくなるでしょう。相当強い意思を持って取り組まないと、初めての人はやり遂げられない可能性が高いと言えます。

もちろん費用は抑えられるかもしれませんが、心理的な負担もありますし、どこでうまくいかなくなるか…という予想もつきにくくなります。

こういったリスクを回避するためには、やはりエージェンシーを介して契約を行うのが安心と言えます。

知識や実績豊富なエージェンシーのサポートを受けることができれば、精神的な負担を軽減しながら、卵子提供に臨むことができるのではないでしょうか。

卵子提供エージェンシーは
どう選ぶ?

国内か海外か、
どちらも可能か

卵子提供が行われるまでのプロセスをサポートする卵子提供エージェンシー。

日本国内での卵子提供は凍結卵子のみ、フレッシュ卵子での治療を希望する場合は海外への渡航が必要となるため、どちらに対応しているのか、どちらもおこなっているのかを確認しておきましょう。

海外の場合は、滞在費・採卵費用・謝礼といった費用がかかるため、費用面も考慮する必要があります。

また、海外の場合はドナーの都合によるキャンセルや、卵子が採取できないといった状況になった場合のバックアッププランがあるかどうかをチェックしておくことも大切です。

ドナーのケアは十分か

ドナーの遺伝子疾患の要因要素、保因者かどうかといった情報が気になる…といった方も少なくないと思います。

こういった情報の提供は、エージェンシーのフィロソフィーによっても異なるため、希望があるなら尋ねてみるのも良いでしょう。

ただし、発病していない遺伝子疾患についてドナーに検査の義務を課すのは、倫理的な観点や個人情報などの面で難しいこともある、ということを覚えておいてください。

また、ドナーのケアをきちんと行っているかどうか、という点も重要です。

今後、日本で公正化が進んだ場合、ドナーとレシピエント(被提供者)の身分をお互いに明かす可能性も出てきます。

こういった面も踏まえてケアをしっかりしているエージェンシーを選ぶことが、ご自身はもちろん、生まれた子どもを守ることにも繋がると考えられます。

卵子バンクの選び方まとめ
株式会社 メディブリッジ  代表取締役 一柳靜佳
株式会社 メディブリッジ 代表取締役
一柳靜佳
情報が少ないからこそ
ご自身で確認を

卵子バンクに関する情報は少なく、ホームページを見てもあまり違いはわからないということも多いでしょう。

安心して卵子の提供を受けるには、直接話を聞き、その姿勢や知識をご自身で確認してみるのが一番です。

カウンセリングや面談を受けることで、姿勢や知識などの比較が可能です。

ぜひ、メディブリッジだけではなくいろんなエージェンシーの話を聞いて、比較していただければと思います。

このサイトについて

「卵子提供」「代理出産」などを選ぶ・選ばないに関わらず、“子どもが欲しい”という方々の希望に寄り添いたいと思い、この縁ガーデンを開設いたしました。

少しでもみなさんのヒントになれば幸いです。