体外受精に失敗して悩んでいる人のための【縁ガーデン】
体外受精に失敗して悩んでいる人のための【縁ガーデン】 » 43歳以上で体外受精が成功しないと悩んでいる方へ » 不妊治療をおこなっていたが閉経が近づいてきた

不妊治療をしているけど体外受精に何度も失敗して閉経が近づいてきた。そんな体験を経て、現在はお子さんを抱くことができたご夫婦にお話を聞きました。

同じ状況の方に、参考にしていただきたい体験談をご紹介します。

体験談Aさんイメージ
50歳で念願の出産

結婚が遅かったため、すぐに不妊治療を開始したTさんご夫婦。4年ほど不妊治療を続けたものの出産に至らず、閉経が近づいてきて選択した道とは…。

閉経が近いときに見つけた週刊誌の記事

現在奥様が50歳。ご主人様が52歳。出産は奥様が50歳に入られてからですね。

奥様

はい、結婚が遅かったので、すぐに不妊治療を始めたのですが、なかなか妊娠できなかったです。なんだかんだで「すぐできるんじゃないか」と思っていたのですが、全然でしたね。

途中治療を休んだ時期もありましたが、閉経が近づいてきて、焦っていた時に、週刊誌で「卵子提供」の記事を見て「これだ」と思いました。

そこで私たちメディブリッジに問い合わせてくださったんですね。

奥様

ちょうどそのとき行っていたクリニックでも、アメリカのエージェンシーを紹介してくれて、移植のサポートもしますということを言っていただいたのですが、アメリカのエージェンシーと自分でやり取りすることは時間がかかりすぎるなと思って、ネットでいくつか卵子提供について調べて、そこでメディブリッジさんも見つけました。

何社か問い合わせて面談しましたが、一番知識があるように感じたのと、他と違ってあまりビジネスライクな感じがしなかったので、メディブリッジさんに決めました。

記事を見つけてからの勢いがすごいですね。

奥様

元々、「思い立ったら、即行動」みたいなところがあるので(笑)。

ご主人様

私はその勢いに少し押され気味でしたね。卵子提供だと、私だけ子どもと血が繋がっているということに対しても「なんだか悪いな」という気持ちがあって。

奥様

私は最初からそこはあまり気にしていませんでした。子どもが欲しいという気持ちが一番強かったので…。

ご主人様

最後は奥さんの意見を尊重しました。

不妊治療は「やりきった」という気持ち

不妊治療のクリニックも4つほど行ったとか。

奥様

そうですね。「ここじゃないかも」「AMH値下がった」「ちょっとお休みしよう」「別の病院で再開しよう」その繰り返しでした。

メディブリッジさんに相談してからも、体外受精を続けていました。

やりきったと思えるまで、限界まで体外受精にチャレンジしたので、卵子提供にしっかり切り替えることができたというところはあるかなと思います。

それがないと、いつまでも「自己卵子で妊娠したかった」と思っていたかもしれません。

ドナーは運命だった!?

メディブリッジでは、卵子提供ドナーさんは、ご夫婦に内容が同じファイルを別々に渡して、付箋をつけていただき、ご夫婦おふたりが選んだドナーさんを候補にしていますが、Tさんご夫婦の場合、最初はおふたりが選んだ方ではないドナーさんになりましたね。

奥様

私と容姿が似ている方、身長体重が近い方をドナーさんにと思って選んでいって、私だけがつけた方だったんですよね。

ご主人様

ふたりともが選んで第1希望、第2希望になった人が、ドナーさんの都合でダメになってしまったんだよね。

奥様

また選び直しましょうってなったときに、私ずっとその人のことが心残りで、メディブリッジさんに「この人でお願いします」って連絡しちゃったんです。勝手に。

ご主人様、ビックリしませんでしたか?

ご主人様

奥さんの直感を信じました。それに、こんなかわいい子を授かって、もう運命だったと思います。その人で本当によかったです。

産まれたときから
“大事な自分の子”

奥様

37週で帝王切開で生まれて、呼吸がなかなかできなかったので、すぐにNICUに入ったんです。

そのときは心配で「かわいい」と思う間もありませんでしたが、産まれた瞬間大事な存在だということは強く感じました。

37週お腹の中で育てて、自分で産んだら、それはもう自分の子どもです。

ご主人様

ねえ、ほんと夫婦揃ってメロメロです(笑)。

卵子提供のことはご両親にもお話しされていないんですよね?

奥様

家族にも、周りの人にも、子ども自身にも、今のところは卵子提供したことを話す予定はありません。

もし「50歳ですごいね」みたいなことを言われたときは、「若い時に卵子凍結したんだ」と言う予定です。

内容ももう決めてらっしゃるんですね(笑)。

奥様

はい。

一人だけ、年齢が近い不妊仲間に、卵子提供を受けたことを話しました。すごくびっくりしていました。

おすすめするというよりも、こんな選択肢もあるよってつもりで話しました。

私もそうですけど、できたら自己卵子で妊娠したいというのが一番にあります。だから、ギリギリまで不妊治療を頑張ったことに後悔はないです。先ほども申し上げたように、ギリギリまで頑張ったからこそ「やりきった」という気持ちで卵子提供に踏み切れたので。

でも、ギリギリまで頑張ったその先の選択肢がないと、人間頑張れないじゃないですか。そのときの選択肢になればいいなという気持ちですね。

ご主人様

私たちは今、この子がいて本当に幸せだと心から思っているので、それだけは伝えたいですね。

「子どもが欲しい」ご夫婦
1,000組の声を聞いてきた
株式会社 メディブリッジ  代表取締役 一柳靜佳
株式会社 メディブリッジ 代表取締役
一柳靜佳

私たちメディブリッジは、卵子提供・代理出産エージェンシーとして、お子様が欲しいと願うご夫婦のたくさんの声を聞いてきました。

エージェンシーである私たちにできることは、多くはありません。

命の選択に関わっているということに敬意を示しながら、
みなさんのお話を聞いて、みなさんの決断をサポートするだけです。

直接的に支援ができる内容は「卵子提供」と「代理出産」ですが、その選択肢を無理におすすめすることはありません。
あくまで“選択肢のひとつ”。

道が見えなくなったときは、ぜひご相談ください。

このサイトについて

「卵子提供」「代理出産」などを選ぶ・選ばないに関わらず、“子どもが欲しい”という方々の希望に寄り添いたいと思い、この縁ガーデンを開設いたしました。

少しでもみなさんのヒントになれば幸いです。